3月3日
突然ですが、「mix jam6」は放送終了とさせていただきます。この場を借りて皆様へ長い間の応援に感謝いたします。(mix jam6プロデューサー 天城将生)
番組終了に伴い、この日記も終了させていただきます。長い間ご愛読ありがとうございました。(ベルスター企画代表取締役 浅倉宏樹)

3月
そうはいくかっ! この怜二様が許さん! え、どうやってこのサイトに書き込んでいるかって? ふ、ちょっとした裏技使ってアクセスしているのだよ。あらゆるオタクを制覇したこの怜二様にはそれくらいのテクニックお茶の子さいさいなのさ。しかも某美少女戦士のコスプレぉインカムで音声入力。ふ、完璧だな。
さて、改編期を待たずしての突然の打ち切り、そしてこの日記の閉鎖の真相についてだが、実は・・・お、おい、なんだオマエラは、あ、何をする、痛い、痛い、ちょ、ちょっとぉぉぉぉぉ!!
と、とりあえず諸君、「ここ」読んでおいてくれ。突然の番組打ち切りの真相が分かるから。ああっ、無理矢理身体を引きずるんじゃないっ! あと何だ、その手錠と猿ぐつわは。うぐぅ、じゃなかった、ぱぎゅぅ、でもなかった、ええと、ええと・・・。

ぷちっ。






突然の登場失礼します。私はデイリー・ベルズ東京特派員のグレンと申します。今回の一連の騒動についてこの場を借りてご報告します。
まず「mix jam6」がNGOを取材することになったのが今年初め。当初撮影は順調で、いよいよ外務省からの生放送が出来る約束まで取り付けました。
ところが当日、スタッフに放送中止が告げられました。おかしいと思った天城氏は、報道部にいる彼の親しい同僚に調査を依頼しました。「これは裏に何かある」天城氏の直感でした。
そして予感は的中。実は当日番組出演予定だったNGO団体に対して出演を取りやめるよう圧力がかけられていたのです。そしてその圧力をかけたのは外務省に対して強い影響力を持つ衆院議員、頭突胸男だったのです。
実は私は日本の行政についての取材が専門で、外務省内部に不穏な動きがあることは察知していました。その関係でこの一連の事の顛末も知りうることが出来たのですが、このことを受けて私は更に取材を重ねました。
その結果、驚くべき事実が判明したのです。頭突議員はいわゆる「外交族」のドン。彼の一言ですべての外務官僚が動くというほどの権力者です。彼はODAで作った海外の施設に自分の名前を付けたり、特定の業者に入札で有利になるよう働きかけたり、といった勝手放題。くだんのNGO団体も彼の我が儘に振り回されていました。
このことを知った元番組スタッフは急遽方針を変更、徹底的に頭突議員の疑惑を追及しようと考えました。しかし程なくプロデューサーの天城氏が社長室に呼ばれ、番組打ち切りを宣告されたのです。番組は相変わらず視聴率好調。マンネリ化の兆候も見えず、番組を終了させる原因はそう、頭突議員の疑惑追及に対する妨害工作以外全く思い当たりません。
そして昨日、天城氏から私に一冊のレポートが届きました。番組打ち切り後も地道に調査を重ね、頭突議員の疑惑が洗いざらい解明されたものです。早速イギリスのデイリー・ベルズ本社にファクスしました。おそらくイギリス時間明日朝には頭突氏の悪行が暴露されることでしょう。
なお、この文章は天城氏の盟友として、名探偵やスパイのコスプレを代わる代わるしつつ密かに潜入取材を重ねた佐伯怜二さんの協力により外部の安全な場所からアクセスしてアップしています。彼はいったん頭突氏の手の者によって拉致されたのですが、無事脱出したそうです。今回彼らの協力により大スクープを手に入れることが出来ました。代々新聞記者を生業とする家に生まれた私にとってこれ以上の幸せはありません。
もちろんまだまだ疑惑は山ほどあります。頭突議員ばかりに目がいっているスキにもっと大きな問題を見逃している可能性も否定出来ません。同時に今後汚職が起きないようにするにはどうすればいいかを考えていくこともジャーナリストの使命であることは間違いありません。今回の番組に関係する皆さんの勇気に感謝します。

6月26日
ご無沙汰しております、グレンです。しばらく取材で留守をしておりました。その後について報告します。
頭突議員は逮捕され、事件は解決に向かって動き出しました。私もここしばらくはかかりきりで取材を続け、一連の疑獄についてかなりの部分が分かってきました。しかしこれでこの事件が終わったわけではありません。報道を一過性のものにせず、さらなる真実の追究と、同様の事件の再発防止のために法整備を訴えていくこと、これが今後の課題であると肝に銘じていこうと思う所存です。

さて、ベルスター事務所の面々ですが、とうとう芸能界で今までと同じポジションに立つことは叶わなくなってしまいました。けれども彼らは今も元気にそれぞれの道を歩んでいます。いずれまた彼らのその後をお伝え出来る日が来るでしょう。そのときまでしばしのさよならです。

それでは、私はまた取材に出かけて来ます。皆様、ごきげんよう。

「週刊ベルスター通信は、これをもって一旦終了します。いずれ何かいいネタが出来たら復活するかも知れません。